2016-07-10
『隔離法廷と法曹の責任~ハンセン病療養所入所者に対する「特別法廷」を考える~(シンポジウム)』
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)「東京湾岸法律事務所」 代表弁護士の西島克也です。
本日は,私が所属しております日本弁護士連合会が主催するシンポジウム『隔離法廷と法曹の責任~ハンセン病療養所入所者に対する「特別法廷」を考える~』のご案内です。
ハンセン病患者・元患者の方に対して,国の隔離政策がもたらした人権侵害が長く続いておりました。
2001年に行政,立法府の国家賠償責任を認める違憲判決が出され,日本弁護士連合会も,これまでに意見書を公表し,シンポジウム等を開催してきました。
司法の場でもハンセン病患者・元患者に対し裁判所の公開法廷ではなく,ハンセン病療養所などの法廷外の場所,いわゆるハンセン病「特別法廷」で行われていました。
この「特別法廷」について,最高裁判所は検証作業を行い,本年4月25日に調査報告書を公表しました。
司法に携わり,基本的人権を擁護し社会正義を実現することを使命とする立場である弁護士及び日本弁護士連合会においても,法の下の平等や裁判の公開を定めた憲法に違反する「特別法廷」について検証していく必要があります。
日本弁護士連合会では,最高裁の調査報告書の公表を機に,ハンセン病元患者による刑事事件を題材にした「新・あつい壁」を上映し,また,内田博文氏,徳田靖之氏,三木賢治氏をお招きし,日本弁護士連合会として,今後,どのような取り組みをしていくべきなのかについて考えるシンポジウムを開催いたします。
是非ご参加ください。
【日時】
2016年7月16日(土)13:00~17:40
【場所】
弁護士会館2階講堂クレオA会議室
東京都千代田区霞が関1-1-3
【申込方法】
事前申込不要(直接会場にお越しください。)
【お問い合わせ先】
日本弁護士連合会 人権部 人権第一課
TEL:03-3580-9483
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代表弁護士 西島克也
投稿者:Nishijima