- 弁護士の自治や法律事務独占は弁護士の当然の権利ではなく,それが必要かどうかは市民にとってメリットがあるか否かによってのみ判断されるべきである,と私は考えております。「いい弁護士」とは,お客様の話にどれだけ耳を傾けているか,の一点に尽きると思います。
- 紛争を未然に防ぐことができれば,紛争が起こってから解決するよりも遥かに高い効果を上げることができます。法律相談の中には,あらかじめ弁護士が間に入っていれば未然に防げた事件も少なくありません。弁護士は地域社会でホームドクターのような役割を果たすべきであり,市民が裁判所に出向かなくてもよい世の中にしなければなりません。