2014-10-19
『通信の秘密と通信傍受法を考える市民学習会』
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)「東京湾岸法律事務所」代表弁護士の西島克也です。
本日は,私が所属しております日本弁護士連合会が主催する『通信の秘密と通信傍受法を考える市民学習会』のご案内です。
2014年9月18日,法制審議会は,法務大臣に対し,「新たな刑事司法制度の構築についての調査審議の結果」の答申を行いました。
本答申は,取調べの可視化など,捜査の適正化に向けた方策の他に,通信傍受の合理化・効率化などの新たな捜査手法の導入・拡大についても議論し提言しています。
通信傍受は,憲法で保障された「通信の秘密」を侵害し,個人のプライバシーをも侵害する捜査手法であることから,当連合会は,今回の法制審の審議にあたっても,対象犯罪の安易な拡大に反対してきました。
しかし,本答申は,対象犯罪の範囲を,詐欺・窃盗といった一般的な犯罪にまで大幅に拡大し,傍受の手続についても通信事業者等の立会いを不要にするなど,現行通信傍受法を大きく変えるよう提言しており,今後,法案化や制度運用の過程で,人権侵害や制度濫用の危険があります。
本集会では,通信傍受の実態や危険を知るジャーナリストの方から,問題点の指摘を受けるとともに,研究者を交えたパネルディスカッションを通じて,通信傍受制度の持つ危険な側面について,改めて市民の皆さんとともに考えてみたいと思います。
奮ってご参加ください。
詳細は以下のとおりです。
【日時】
2014年11月21日(金)18:30~20:30(18:00開場)
【場所】
弁護士会館2階講堂クレオA
(東京都千代田区霞が関1-1-3「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
【参加費】
無料(事前申込不要)
【参加対象】
どなたでもご参加いただけます。
【内容】
○第1部 講演
「捜査機関による通信傍受の実態と問題点」(仮題)
◆青木 理(ジャーナリスト)
○第2部 パネルディスカッション
・コーディネーター
山下 幸夫 氏(日弁連刑事法制委員会事務局長)
・パネリスト
青木 理 氏(ジャーナリスト)
足立 昌勝 氏(研究者,関東学院大名誉教授)
岩村 智文 氏(日弁連刑事法制委員会新たな刑事手続対策部会部会長)
【お問い合わせ先】
日本弁護士連合会 法制部法制第二課
TEL:03-3580-9852
FAX:03-3580-9920
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)の 「東京湾岸法律事務所」
代表弁護士 西島克也
投稿者:Nishijima