2015-06-12
『福岡事件を通して死刑制度を考える(シンポジウム)』
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)「東京湾岸法律事務所」 代表弁護士の西島克也です。
本日は,私が所属しております日本弁護士連合会が主催するシンポジウム『福岡事件を通して死刑制度を考える』のご案内です。
福岡事件は,戦後間もない1947年5月に福岡県福岡市で発生した殺人事件です。
この事件でAさんとBさんが死刑判決を受けましたが,2人とも無実を訴えていました。
2人の教誨師だった古川泰龍氏は,彼らの無罪を確信し再審運動に身を投じますが,1975年6月,Aさんの死刑が執行されてしまいます(同日,Bさんは無期懲役に減刑:現時点において恩赦により死刑確定者が減刑された最後の事例。)。
古川龍樹氏(生命山シュバイツァー寺住職)は,父泰龍氏の遺志を継ぎ,福岡事件再審支援運動の中心メンバーとして活動されています。
毎年この時期に「福岡事件再審キャンペーン」を実施されており,Aさんの死刑執行40年を迎えて開催される今年のキャンペーンには,米コネティカット州で死刑廃止運動の中核を担ったジョージ・ケイン氏がゲストとして参加されるとのことです。
そこで,飯塚事件と同様にえん罪を訴えたまま死刑が執行されてしまった福岡事件について学ぶ機会として,また,米国の死刑廃止運動を学ぶ機会として,日弁連においてもシンポジウムを開催することとしました。
奮ってご参加ください。
詳細は以下のとおりです。
【日時】
2015年6月16日(火)18:00~20:00
【場所】
弁護士会館17階1701AB会議室
東京都千代田区霞が関1-1-3
【参加費】
無料
【内容】
○「福岡事件の概要と再審請求運動の状況について」
古川 龍樹 氏(生命山シュバイツァー寺住職)
○「コネティカット州における死刑廃止の経緯と死刑存置州における廃止の動きについて」
ジョージ・ケイン 氏(西コネティカット州立大学准教授)
○「専門家によるまとめ」
宮本 弘典 氏(関東学院大学法学部教授)
【申込方法】
事前申込不要(直接会場にお越しください。)
【お問い合わせ先】
日本弁護士連合会 法制部法制第二課
TEL:03-3580-9985
FAX:03-3580-9920
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)の 「東京湾岸法律事務所」
代表弁護士 西島克也
投稿者:Nishijima