2014-08-19
『秘密保護法はやっぱり危ない!~自衛隊の情報隠しと内部通報制度から考える~(シンポジウム)』
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)「東京湾岸法律事務所」 代表弁護士の 西島克也です。
本日は,私が所属しております日本弁護士連合会が主催する「秘密保護法はやっぱり危ない!~自衛隊の情報隠しと内部通報制度から考える~(シンポジウム)」のご案内です。
先般,①自衛隊が市民を監視して,自衛隊のイラク派遣に反対する活動等に関する情報収集を行っていたこと,及び,②護衛艦「たちかぜ」自衛官いじめ自殺事件において,自衛隊内部でいじめに関するアンケートが実施されていたことが明らかになりました。
①は自衛隊の内部資料が外部に提供されたことによって明らかになりましたが,もし当該資料が秘密保護法により秘密指定されていたならば,内部資料提供者は処罰(10年以下の懲役)されてしまうことになります。
このように,自衛隊内部で違法に情報隠しが行われ,それが内部告発等によって明らかになった事例がある一方で,秘密保護法が施行されれば,そのような内部告発もなくなる虞があります。
2014年7月24日に公表された秘密保護法の運用基準(案)では,違法な秘密指定を排除するためにチェック機関の設置と内部通報制度を設けることになっていますが,果たしてそれらが実効性を持つものか,本シンポジウムにおいて,実際の事件を踏まえ,専門家の意見を聴取しつつ,検討を深めたいと思います。
皆さまのご参加をお待ちしております。
詳細は以下のとおりです。
【日時】
2014年9月5日(金)18:30~20:30
【場所】
弁護士会館2階講堂「クレオ」A
(千代田区霞が関1-1-3 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
【参加費】
無料
【内容】
○開会挨拶
○事件当事者からの報告(事件の概要とポイント)
①情報保全隊事件 小野寺 義象氏 (弁護士/同事件原告代理人)
②護衛艦「たちかぜ」自衛官いじめ自殺事件 岡田 尚氏 (弁護士/同事件弁護団長)
○パネルディスカッション「教訓を活かすために 災害関連死を考える」
パネリスト:小野寺 義象氏 (弁護士/情報保全隊事件原告代理人)
岡田 尚氏 (弁護士/護衛艦「たちかぜ」自衛官いじめ自殺事件弁護団長)
三木 由希子氏(特定非営利法人情報公開クリアリングハウス理事長)
コーディネーター:太田 健義 (日弁連秘密保護法対策本部事務局次長)
○閉会挨拶
【申込方法】
事前申込不要(※参加者多数により,着席いただけない場合がございますのでご了承ください。)
【問い合わせ先】
日本弁護士連合会法制部法制第一課
TEL:03-3580-9893
FAX:03-3580-9899
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)の 「東京湾岸法律事務所」
代表弁護士 西島克也
投稿者:Nishijima