2014-09-07
『第26回司法シンポジウム(市民にとって本当に身近で利用しやすい司法とは-民事裁判と家庭裁判所の現場から-)』
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)「東京湾岸法律事務所」 代表弁護士の 西島克也です。
本日は,私が所属しております日本弁護士連合会が主催する「第26回司法シンポジウム(市民にとって本当に身近で利用しやすい司法とは-民事裁判と家庭裁判所の現場から-)」のご案内です。
民事上の法的紛争を抱えた市民のうち,「裁判所を利用してみよう。」「弁護士に相談してみよう。」と考える方の割合は,現状では極めて少ないと言われております。
「裁判所は近寄り難い。」「弁護士は敷居(ハードル)が高い。」から始まって,「裁判は時間が掛かる。」「費用負担が重い。」「裁判をやっても,証拠等が隠蔽されて真実が解明されない。」「勝訴判決を獲得しても,その結果が実現されない。」等々,民事裁判に対する市民の不満が強いのが現実です。
また,少子・高齢化の急速な進行や,離婚や未婚の母の増加など家族関係が複雑・多様化している中で,成年後見の事件,親子の面会や養育料をめぐる事件,虐待やDVがらみの家事事件などが急激に増加しています。
ところが,「家庭裁判所はこれらの事件の急増に適切に対応できていない。」という市民や弁護士の声が噴出しているのが現状です。
このような現在の司法の課題を,民事裁判や家庭裁判所を利用する当事者の目線で整理し,それを克服するための具体的な運用および制度上の改革案を提言した上で,それを改革案の提言だけで終わらせることなく,実現するための道筋を考えてみたいと思います。
どなたでもご参加いただけますので,ご興味がおありになる方は,是非,開場に足をお運びください。
詳細は以下のとおりです。
【日時】
2014年9月20日(土)10:30~18:00
【場所】
弁護士会館2階講堂「クレオ」
(千代田区霞が関1-1-3「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)
【参加費等】
無料
【内容】
○第1部 民事裁判を利用しやすくするために~費用,時間,充実審理,判決・執行など
1 民事裁判の現状分析(報告)
2 パネルディスカッション
藤村 啓(弁護士,元東京高等裁判所部総括判事)
三屋 裕子(元日本バレーボール協会理事) ほか
○第2部 いま家庭裁判所に求められる役割と機能の充実
1 現状分析と提言~家裁の実情,当事者の声,オーストラリアの実務から~
2 パネルディスカッション
パネリスト
近藤 ルミ子(弁護士,元東京家庭裁判所所長代行)
二宮 周平(立命館大学教授)
山口 恵美子(家庭問題情報センター常務理事,元家庭裁判所調査官)
金澄 道子(弁護士)
コメンテーター
泉 房穂(明石市長,弁護士)
○第3部 改革提言を実現する道筋(パネルディスカッション) 〔16時55分開始予定〕
パネリスト
泉 徳治(弁護士,元最高裁判所判事)
井田 香奈子(朝日新聞論説委員・司法担当)
片山 善博(慶応義塾大学教授,元鳥取県知事)
【申込方法】
事前申込は不要ですので,直接会場へお越しください。
【問い合わせ先】
日本弁護士連合会 法制部法制第一課
TEL:03-3580-9886
FAX:03-3580-9899
千葉県浦安市(新浦安/舞浜地区)の 「東京湾岸法律事務所」
代表弁護士 西島克也
投稿者:Nishijima